2018/04/27

【ワインブログ】 カビに負けないブドウ品種

 
カビによるブドウの病害はワイン生産者の悩みの種ですが、最近は耐性のある品種の開発が進んでいます。
 
ドイツ語で「ピーヴィ(PIWI:Pilzwiderstaendigen Rebsorten)」と呼ばれるカビ耐性品種で、
 
うどんこ病や灰色かび病といったお決まりの病気に対して効果を発揮します。
 
使用する農薬量も少なくて済むことから、生産者にとってはコストだけでなく環境に配慮できるメリットがあります。
 
 
カビ耐性品種の栽培はドイツでは1980年代から始まりますが、出来上がるワインには「フォクシー・フレーバー」
 
と呼ばれる独特の風味がありました。これはピリピリした辛さを感じる舌触りとべた付く甘さが特徴で、
 
ワインの風味としては好まれないものです。しかしその後の品種改良のおかげで、
 
現在のピーヴィ―種にはフォクシー・フレーバーは見られなくなっています。
 
 
概してピーヴィ―種のブドウは知名度が低いですが、その中で比較的成功しているのが赤ワイン用品種のレゲント(Regent)で、
 
メルロに似た味わいが楽しめるとされます。ほかに白ワイン用として、果実の新鮮さが味わえるカベルネ・ブラン(Cabernet Blanc)、
 
フルーティで香りの強いヨハニーター(Johanniter)、濃厚な風味がアイスワインに向くソラリス(Solaris)などが栽培されています。

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